体内のナトリウム濃度を調節
カリウムは、ナトリウムと深い関わりがあるミネラルです。現代人の悩みである高血圧は、ナトリウムの過剰摂取が原因とされていますが、カリウムが不足するとさらに拍車がかかってしまいます。
体内にはそれぞれ、
細胞内にカリウムが、
細胞外にナトリウムが多く存在していて、
常にバランスを保っています。
しかし、カリウムが細胞内に増加すると、ナトリウム・カリウムポンプという機能によって、細胞内のナトリウムと細胞外のカリウムが交換されます。
このとき、カリウムが不足しているとナトリウムの排泄がうまくいかず、血圧が上昇します。このような状況が心臓の筋肉で起こると不整脈や心不全に発展します。 |
カリウムと高血圧
カリウムは高血圧の原因となるナトリウムの排泄を促すはたらきがあるため、カリウムが体内に不足していると細胞内にナトリウムイオンが増加して血圧が上昇する。
また、生まれつき高血圧になりやすい人もいますが、これは本態性抗血圧といいナトリウムを細胞内に入れやすく、カリウムを体の外へと排泄しやすい遺伝性の体質を持つ人です。 高血圧の人の90%以上が、この本態性高血圧だといわれています。
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□ 血圧が高い
ナトリウムの摂取量が多くても、カリウムを多く含む食品をマメに食べていれば、血圧の上昇は防げます。遺伝的に高血圧の人は、カリウムを積極的に摂ることで改善しましょう。
□ 手足がしびれる
手や脚がしびれたように感じるのはカリウム不足が原因かもしれません。カリウムが欠乏すると、ナトリウムが筋肉で過剰反応をおこし、正常な働きが出来なくなるためです。
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□ 気力がない
カリウムが不足してナトリウムが細胞内に増えることで、筋肉収縮に異常がおこり、常に疲労を感じるようになります。筋肉のはたらきが衰えると知覚がにぶくなり、無気力になります。
□ 心臓疾患がある
カリウムが不足して細胞内にナトリウムが増えると、通常はほとんど存在しない心臓の細胞内でもナトリウムが増加、その結果、心筋の働きに異常が起こります。
□ 食欲がわかない
食欲があまりない人、特に夏バテをしやすい人は、カリウム不足の可能性があります。
果物や野菜はカリウムの含有量が高く、食欲が無い時でも比較的食べやすいのでお勧めです。 |
● 料理による損失
食べ物の中のカリウムは煮ることなどにより、
約30%が失われるといわれています。
これではせっかく含有量の高い食品を食べてももったいないこと。
スープなど、煮汁まで全ていただけるメニューが無駄なくカリウムをとれ、
おすすめです。
また、フルーツは加熱せずにそのまま食べられるのでカリウムの供給源としてはとても良いものです。
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