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葉酸

+ 水溶性ビタミン
+ プテロイルグルタミン酸
胎児の正常な発達を支えるキーマン

遺伝情報が詰まった核酸の形成に使われ
細胞分裂が特にさかんな胎児の成長や
赤血球の生成に欠かせない重要なビタミンです。
また、動脈硬化の予防にも活躍します。

チェック!

 妊娠している

 胃腸の潰瘍や
   口内炎ができやすい

 貧血ぎみ
■ 作用

・細胞分裂にかかわり、胎児の脳や神経の成長を助ける働き
・消化器官の粘膜障害を防ぐ
・赤血球の形成を補助

■ 欠乏すると

・巨赤芽球性貧血をまねく
・胎児の先天異常
・口内炎や舌炎、胃腸の潰瘍が起こる

■ 代表的な食品

鶏レバー、牛レバー、豚レバー、うに、たたみいわし、すじこ、
桜えび、とうもろこし、菜の花、モロコシ、ブロッコリー、ホウレンソウ、
キャベツ、レタス、サニーレタス、アスパラガス、サツマイモ、
枝豆、大豆、納豆、のり、わかめなど

■ 薬理効果

・動脈硬化の原因とされるホモシステインの血中濃度を抑える作用
・女性の場合、受胎1ヶ月前〜妊娠3ヶ月まで葉酸を多く取ると胎児の先天異常を予防できる

■ 注意

ピルをつねに服用している人は、葉酸が腸管で吸収されづらい状態になっているので、多めにとる必要がある

 葉酸は細胞分裂に不可欠!

葉酸は、遺伝情報をつかさどっている
細胞内の核酸(DNA、RNA)の生成に関わる
酵素の補酵素です。

不足すると遺伝情報が乱れ、
細胞の正常な生まれ変わりが
阻害されてしまいます。

そのため、細胞分裂が盛んな
胎児や乳児の成長に
欠かせません。

 葉酸が動脈硬化を予防

動脈硬化をまねく要因として血液中にホモシステインという物質の増加がわかってきました。

このホモシステインの代謝に深く関わっているビタミンが葉酸です。

葉酸は、ホモシステインを必須アミノ酸の一種のメチオニンに変化させるため葉酸を積極的に摂る事で血液中のホモシステイン量の増加が抑えられ、動脈硬化による心臓病や脳梗塞になるリスクを大幅に低下させます。

ホモシステインを代謝によって無害化させるには、ビタミンB6とB12の協力も必要です。
葉酸をメインに、B6、B12をを一緒に摂ると効果的です。
□ 妊娠している

葉酸は妊婦のビタミンといわれ、胎児の成長に必要なので、妊婦は体内の葉酸の消費が激しくなっています。

不足すると、胎児に兎唇口蓋裂や小頭症などの先天異常があらわれます。


□ 胃腸の潰瘍や、口内炎ができやすい

胃腸や口の中の健康を守っているのが粘膜ですが、葉酸には細胞分裂を促進するはたらきがあり、粘膜の機能を維持するのに貢献しています。
□ 貧血ぎみ

ビタミンB12と同様、葉酸が不足すると、
骨髄内の赤芽球に悪影響がおきます。

赤芽球は赤血球の
もとになる物質なので、
正常な赤血球が生産されず、巨赤芽球性貧血が引き起こされます。

 ビタミンB群 カフェコロン

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